誰でもおいしい珈琲を淹れられる究極の道具! 〜 HARIO V60 Drip-Assist
こんにちは、珈琲は淹れるのも飲むのも大好きな じぇに〜(, @neobjenny neobjenny)です。
珈琲は普段ペーパードリップで淹れることが多いのですが、よく使うドリッパーはHARIOのV60という円錐フィルターを使うタイプ。
多くの珈琲店で使われているドリッパーですが、淹れ方をコントロールすることで好みの味を出すことができると言われてます。ゆえに、プロが使う道具として選ばれているということですね。
V60の標準的な使い方は
- お湯を少量、中心に注いで30秒ほど蒸らす。
- 中心から「の」の字を描くようにぐるぐると何回かにわけて注湯する。
- 3分ほどでドリッパーを外して完成。
というもの。
この時の、蒸らしのお湯の量、蒸らす時間、らせん状にお湯を注ぐときの速度や量 などなどの抽出条件が、出来上がる珈琲の味わいに大きく影響してくるため、ここをしっかりコントロールできるプロの方の珈琲は「いつも美味しいね〜」となるわけです。
逆に、ここをうまくコントロールできないと、淹れ方ひとつで味が変化してしまうことに。つまり、条件を固定することが難しい我々のような普通の人が使うと、その都度、味が変わってしまいがちという弱点もあると言えます。手軽な分、味がぶれやすいということですね。
そんなプロじゃない我々素人に「そういう条件をコントロールしてあげましょう!」と言って登場したのが、こちら。その名も V60 Drip-Assist(ドリップアシスト)です。
私は地元名古屋の久屋大通にあるHARIO Lampwork Factoryで購入しました。税込み1,100円。
HARIOのV60透過ドリッパー02(1〜4人用)に乗せて、注がれるお湯をコントロールしてくれる道具です。透明樹脂製。
このAssist-Drip越しにお湯を注いでやれば、自動的に蒸らしから抽出まで理想的なお湯の流れとドリップをコントロールしてくれる、というもの。
具体的にどうなっているのかというと、塀で囲まれた中央部とその周囲にはそれぞれ円周状に穴が開いてます。中央部には大きめの穴が3個、周囲には小さめの穴が10個、等間隔に並んでいます。
珈琲粉を入れたドリッパーの上に、こいつを乗せて、まず中央部(A)から蒸らしのお湯を注ぎ、一定時間後に周囲の抽出用のエリア(B)にお湯を入れる。
なので、蒸らし用の穴は大きく中央だけに開けられていて、抽出用のお湯が落ちる周辺部には小さい穴が空いていて、お湯がゆっくりと、しかもシャワー状に落ちるようになっている、という仕組み。
いやいや 考えた人はすごいね。
ということで早速使ってみました。V60 1〜4人用サイズのドリッパーがなかったので、同じサイズを使っているHARIOの浸漬型ドリッパー「スイッチ」を流用しました。
取扱説明書にレシピが二通り書かれてましたが、まずは簡単そうな方の手順に従って淹れてみました。
珈琲粉の量は20g。
必要量の粉をセットして、Drip-Assistを水平に乗せます。
油温は97℃以上と書かれていたので、ほぼ沸騰したてのお湯を使いました。
まず中央部に50ml投入して30秒蒸らします。
30秒経過したら、周囲の部分にお湯をどんどん注ぎ入れて中央部へ溢れさせながら300ml注ぎます。ぐるぐる回す必要はなく、ひたすら規定量まで注ぎまくるだけでOK。
ここは動画を撮ってみました。こんな感じでひたすら注いでいくだけです。
約二人分 300mlの珈琲が2分ほどで抽出できました。粉の量とお湯の量を増やしていけば、出来上がり量を増やすこともできそうです。この辺りのレシピ開発は今後のテーマかな。
Drip-Assistを外すとこんな感じ。お湯が正しく注げている風合いになってますね。
出来上がりました。
大変美味しく仕上がりました。むしろハンドドリップのときよりも美味しい感じ。
難しいことを考えずにラフに注いでも、ちゃんとお湯を落としてくれるのでDrip-Assistというわけですな、これは便利です。
強いて弱点を上げるならば「秤とタイマーは必要」というところ。
蒸らし時間と注湯量を管理しないといけないので、ここは譲れません。
私も愛用してますが、一台で重さと時間を計ることができるドリップスケールはひとつあると便利です。
実は、記事を書くための写真を撮って以来、あまりに気に入ってしまって朝はずっとこれで珈琲を淹れてます。細かいことを考えずに、サクサクっと美味しい珈琲を淹れられるのが便利。
これとV60ドリッパーがあれば、本当に「誰でも」「美味しい珈琲」を「簡単に」「いつも同じ条件で」淹れられると思いました。お湯の温度も細かい数字を気にすることなく、沸騰させてそのまま使えばいいですし。
HARIOさん会心の一撃商品だと思います。面倒は嫌だけど美味しい珈琲は飲みたい!という方には絶賛オススメします!
ホントに楽ちんですよw
ってなことで。