「人生で大切なことはコーヒーが教えてくれる」 by テレサ・チャン 〜 コーヒーは人生
こんにちは、コーヒー大好き じぇに〜です。
タイトルに惹かれたので読んでみました。著者のテレサ・チャンさんはロンドン在住の方のようです。
コーヒーを楽しんでいるとき、私は、私以外の誰かであろうとしたり、何かをしなければならないと焦ったりすることはない。ただ、自分自身であるだけである。言い換えれば、シンプルにその瞬間を楽しんでいるだけなのだ。幸せで満ち足りた人生の基本法則とは、きっとこういうことを言うのではないかと思う。
色々な人生の基本法則が、コーヒーと繋げて書かれていました。
温め直すと苦くなる
その通り。淹れた瞬間から酸化していくので、美味しく飲もうと思ったら10分〜15分で飲み来るのが良いとされています。
ここからは「言い訳しない」という話がつながっていました。やりたいことを始めるのに遅すぎるということはない。まずはコーヒーブレイクをとって、もしあと1年の命だとしたら、次の6ヶ月の間にどんな変化を起こしたいか、考えてみよう、と。
新鮮な豆を、いつも挽き立てで
その通り。豆はできるだけ新しいものを淹れる直前に挽くのがオススメ。ミルで挽いているときに立ち上ってくる香りもまた楽しみの一つですね。
ここからは「自分を大切に扱おう」という話が書かれていました。
一度使ったコーヒー粉を捨てるように、ネガティヴな過去の言葉は捨て、成功の可能性を見つめるべきなのだ。
うまいこと言いますね。過去とは自分の記憶にあるだけで、現実には存在しないもの。誰しも、そう頭では判っていても「あの時、あぁすれば良かったかも」とか「やめとけば良かったなぁ」とか、今さらどうにもならないことで自分を責めたり、落ち込んだりしますよね。そんなムダなことは止めて、自分自身をもっと大切に扱おう、自分の人生をよりよいものにできるかどうかは、自分自身の感じ方次第だから、と著者は書いてます。
他にも「豆は適度な挽き加減に」という章では「おおらかにギブ&テイクしよう」という話につながっていたり、「沸騰したお湯は風味を壊す」という章では「体を緩めて深呼吸する時間を取ろう」ということが書かれていたり。
正直、今まで読んできたこの類いの本から大きくかけ離れているようなことは書かれていませんでしたが、美味しいコーヒーを飲む秘訣と結びつけてるのが面白かったです。
また、ところどころに、Coffee Tipsというコラムがあって、美味しいコーヒーを淹れるコツや、コーヒー豆知識などが書いてあって、それもコーヒー好きとして楽しめました。
サクッと読めるので、お気に入りのカフェでお好みのコーヒーを飲みながら読む、なんてのがお似合いの本だと思います。
ってなことで。