記憶と記録
こんにちは、じぇに〜(
neobjenny)です。写真撮ってますか?
今や、スマホのカメラは並のコンデジじゃ歯が立たないレベルまで高性能になりました。
通信もできるのだからSNSとの相性も完璧。撮った写真をその場ですぐに公開できますし、スマホ持ってれば他にカメラの必要があるの?って感じですよね。
自分もスマホはカメラ性能で選びました。今はiPhone11ProとGoogleのPixel4の2台持ち。超広角はiPhone11Proで、夜景はPixel4で…という感じで使い分けたりしてます。
それ以外にいわゆる普通のカメラも持ち歩いてます。外出時にバッグに入ってるのはRICOHのGR3。究極のスナップシューターと言われるぐらい、ポケットから出して電源スイッチを押してすぐに撮れる機動性の良さ。センサーもAPS-Cサイズですから十分な写り。
一方、フォトウォークしようと決めて出かけるときはFUJI X-E3かライカQを持ち出します。X-E3はAPS-Cサイズのレンズ交換式、ライカQはフルサイズの28mm単焦点レンズ。
もちろんスマホ2台も一緒に持ち歩いてます。
そんな話をしてたら、仲間から「スマホで撮る時とカメラで撮る時は何が違うの?どう使い分けしてるの?」という質問があったので、ちょっと考えてみました。
スマホで撮る写真は「記録」
撮られた写真の画質を言えば、スマホカメラも普通のカメラもどちらも十分キレイ。むしろ今時のスマホはAI機能を搭載してたりするので、普通のカメラで撮影するにはテクニックや道具が必要な夜景が簡単に撮れたりもします。
ハードの不足分をソフトでカバーするカメラ って感じですね。Google Pixel4なんかまさにそういう意図で作られてる気がします。
常に持ち歩いているし、思ったときにサッと撮れる機動性はカメラより上でしょう。
なので、日常のあれこれを「とりあえず撮っておこう」という時はスマホの方が圧倒的に便利。
今日何を食べたのか、どんな本を読んだのか、誰と会ったのか…
スマホで撮るのは「記録」です。
なので「写真から情報がわかれば良い」レベルでOK。構図がどうかとか、光の当たり方がどうかということは二の次。
カメラで撮る写真は「記憶」
一方、カメラで撮る写真はどうなのか?
カメラで撮るということは、自分の場合はファインダーをのぞいて、見た風景を意識的に切り取るということ。(GR3はファインダーが無いので液晶パネルで見ることになりますが)
「意識的に」というところがポイント。その瞬間に「こういうトコロ、モノをこういう風に切り取って残したい」という思いが発生します。
自分の記憶に残しておきたい、というか、記憶の一部を明確化したものと言ったらいいでしょうか。あきらかに単なる「記録」とは違う。
後から見返したときに、シャッターを押したときのその時の気持ちが思い出されてくる。そういう写真です。
カメラで撮る写真は「記憶」を蘇らせてくれるもの
もちろんハッキリと区分けして使い分けているわけではありません。スマホでちゃんと構図考えて撮ることもあるし、カメラでササッとフード写真を撮ることもありますしね。
でも「どう使い分けてるの?」と尋ねられたら、これが自分の答え。
シャッターを押したときに、その一瞬を切り取った!って感じがするのがカメラの一番好きなところですね。残念ながら、画面をタッチして撮る写真にはそれは感じられない無いですね。
だからカメラは止められない(笑)
ってなことで。