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HX Stompボード Ver3.0 〜 2年ぶりに全面改変しました。

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こんにちは、じぇに〜(@neobjennyneobjenny)です。

2年近く、それらしいことが出来なかったバンド活動がやっと動き出し始めた途端に世の情勢がちょっと怪しくはなってきましたが、スタジオリハやライブもいくつか予定が入ってきました。

そんなわけで、しばし触れてなかった楽器・機材情報をYouTubeでチェックしたら、いやいやこんなに色々発展してたんですね(驚)というぐらい新しいモノ&情報が続々とあるじゃないですか。

という流れで、持ち運び優先で組み上げていたHX Stompボードを2年振りに組み直すことにしました。

HX Stomp
HX Stomp ボード Ver2.0 〜 全面見直ししました。 ...

今さらですが、HX StompとはLine6社から発売されている極めて高性能なマルチエフェクター。

ファームウェアもVer3になって機能も音色も当時に比べて向上しましたが、使い勝手など、なんとかならないかなという点もいくつかあります。

今回の改変に際して、まず何とかしたかった点は

  1. 専用の電源アダプタが大きくて取り回しが手間。
  2. センドリターンが1系統しか無いので何を繋ぐか迷う。

 

の二つ。

これらをどのように改善したか…を順番に記事にしていきます。

専用電源アダプタからStrymonのパワーサプライOjaiへ変更

HX Stompは大食い。付属している専用のACアダプタは9V 3Aを供給できる仕様。ゆえにサイズも大きいのですが、そもそもエフェクターボードを組むときにはボード上のエフェクターに電気を供給するためにパワーサプライというものを使ったりします。

HX Stompをボードに載せると、基本のパワーサプライの他にACアダプタを持ち歩かないといけない。これが面倒でした。コンセントの口も二口必要になるし。何とかパワーサプライでHX Stompを駆動できないか…と調べたところ、HX Stompを動かすのに最低限必要な電流は1Aらしく、500mA供給できるパワーサプライの端子を二個使って1Aを供給してやればOKだとか。

この方法はメーカー公認の方法では無いので、実施される場合は自己責任でお願いします。万一、機材が破損しても当方では責任を負えません。

ただしこの方法を使うには、パワーサプライの端子がアイソレートされていることが条件。そのためにパワーサプライが大きくなってしまうようでは、軽量小型ボードを作るという目的がどこかへ行ってしまうので、サイズも含めてStrymonのOjaiを選定しました。

供給口数は5口と少なめですが、各端子はそれぞれアイソレートされているし、最大500mAまで供給できる優れもの。もし口数が足りなくなったら24V THRU端子を使って数珠つなぎ的に本体をケーブルで接続していくことで増やすことができる仕組みにもなっています。

増設用には、ACアダプターの付属していない専用エクスパンションキットが発売されてます。

話を戻しますが、パワーサプライだけではダメで、端子2個を使ってHX Stompへ電流供給するケーブルも必要になります。これは老舗電線メーカー「オヤイデ」さんからHX Stomp専用のケーブルが発売されてました。電流を倍にするので「カレントダブラーケーブル」と呼びます。

Ojaiの端子を2個使用します。

さて接続した結果ですが、自分の環境では動作不具合はありませんでした。電流量が足りないときに起きやすい「プチプチ…」というノイズもありませんし、HX Stomp自身もちゃんと動いてます。これでHX Stomp専用のACアダプタを持ち歩かずに済むようになりました。

そもそもOjai自身が高性能。今まで使っていたパワーサプライよりはるかにノイズレスというか安定してます。気のせいかも知れませんが、出音もハリが出て、よりクリーンになった感じ。少々お高いですが、パワーサプライはそうそう買い替えるモノでは無いですし「音の基本は電源から」ってのは間違いないですから、ここは投資してもいい案件かと。

実は2系統つなげるHX Stompのセンドリターン端子

センドリターン端子とは、外部エフェクターを接続できる端子のこと。ここへお気に入りのエフェクターを繋いで、プログラムに組み入れることが出来るというモノ。

で、1系統しか無いと思っていたセンドリターン端子なんですが工夫することで2系統接続できるんです。

HX Stompのセンドリターンは「完全ステレオ」対応。センド(送り出し)側は1個ですが、受けのリターンはLとRが個別の端子になってます。さらにプログラム上も、「LOOP L」と「LOOP R」を別々のモジュールして組み込むことができるので、単純にステレオ対応のエフェクターを繋ぐこともできれば、TRSケーブル(ステレオケーブル)を使うことでL側とR側にそれぞれ別々のエフェクターを繋ぐことが出来るのです。

ちゃんと便利なケーブルもあるんですな。ミュージシャンの心の友(!)SoundHouseさんで見つけました。EBSのICY-30 税込1,180円。

ちょっと高いですが Amazonでも買えます。

片側は通常のTRS(ステレオ)プラグ。

もう片側はTipとRingに別れています。

なので、このケーブルを使えばエフェクター2台を接続できるというワケです。片方にはボリュームペダル、もう片方にはメインの歪 XoticのSoul Drivenを繋ぐことにしました。

つまり、SEND → ボリュームペダル → RETURNのL側 と、SEND → Soul Driven → RETURNのR側 という配線です。

HX Stompのエディット画面上ではこんな感じ。FX LOOP R に歪を。

FX LOOP L にボリュームペダルを接続しました。名称を変更出来るとわかりやすいのですがそれは出来ませんでした。

基本は、歪 → ボリュームペダル の順ですが、もちろん入れ替えも接続順も自由自在。もちろん、HX Stompにエクスプレッションペダルを接続してボリュームペダルとして使うことも出来ますが、そうすると外付けフットスイッチが使えなくなってしまうのでどうしてもボリュームペダルを繋ぎたかったし、歪ペダルもプログラムで作成するよりは、外付けにしておいた方が現場で微調整がやりやすいので、希望通りの接続ができて満足でございます。

さて、これでHX Stomp周りは完了したので、次はシステム全体として何を接続するか…ということですが、それについては次回の記事で。

今日のあとがき

じぇにー
じぇにー
コンパクトにしたかったけど、Ojai自身のACアダプタがゴツイのはご容赦…

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ABOUT ME
じぇに〜(村田たけし)
Apple、ギター、カメラ、萬年筆、コーヒーが大好き。無事還暦を迎えました。先のことはあまり考えず「今、ここ」を意識した毎日を送りたいと思っています。お洒落なカフェ巡りとスパイス探訪が最近のトレンド。コーチングツールPoints of You®︎Practitioner修了、短大非常勤講師。