【映画】「もったいないキッチン」〜 フードロスについて、今一度考えてみよう
こんにちは、じぇに〜(, @neobjenny neobjenny)です。
「もったいないキッチン」という映画を観てきました。
会場は名古屋の繁華街の一つ、今池にある名古屋シネマテーク。客席40席のミニシアターです。
さて本題の映画ですが、題名の通り「もったいない」という日本ならではの考え方に惹かれたオーストリアの映画監督兼「食材救出人」のダーヴィド・グロスさんが、日本を縦断しながら余剰食材(フードロス)について考えていく…というもの。
コンビニで廃棄される食材を使って食事を作ったり、普通に捨てられている野菜のヘタとか皮を使った料理を作ったり。
フードロスという言葉はもちろん知っていたけれど、実は日本の食品ロスは世界トップクラス。なんと、国民一人当たり毎日おにぎり1個を捨てている計算になるそうです。
毎日おにぎり1個捨てているんですよ、皆さん!
ひと家庭あたり年間6万円の、まだ食べられる食べ物が捨てられているとも。
6万円!ハイエンドエフェクター買える!(爆)
ちょっと衝撃でした。
我が家は神様の采配で「何でもまるごと全部食べる」のを目指す食事をしているのと、生ゴミコンポストも設置してるので比較的生ゴミは少ないとは思いますが、平均するとそんなに捨てているんですねぇ。
では、食のもったいないをなくすにはどうしたら良いのでしょうか?
ポイントは5つ
- 買ったら使い切る。
- 上手に保存!冷蔵庫はスッキリ、冷凍庫はギッシリで。
- 腹ペコで買い物に行かない
- 衝動買いは厳禁!割引商品に飛びつかないで。
- 信じるべきは自分の感覚!賞味期限に惑わされない。
…
うーむ、耳が痛い。食べ物の買物に限らないな、この戒めは(爆)
廃棄食品がリサイクルされて養豚用飼料になる工程とかも衝撃でした。こんなふうに作られてるんだ(絶句)という感じです。
作品を通じて、一番思ったのは「考えないことの罪」でした。
誰だって無駄なく使ったり食べ切ったりしたほうが良いことぐらいはわかる。でもそこに「システムの不条理」があったりして「そうはいかないんだよ」となってしまう…
だけど、そこで思考停止してしまっては、いつまでたってもこの問題は解決しない。おにぎりを捨て続けることになる。
結局は自分にできることをできる範囲でやるしかない。そのためには「意識すること」「考えること」を止めてはいけない、と思いました。
食べるということは命をいただくのだ、ということ。
だからできる限り無駄にしてはいけない、ということ。
そのために自分はどういう行動をとるべきなのか?、ということ。
食事をするときには、そんなことをいつも意識しておきたいと思いました。
上映の機会が限られてますが、ぜひ時間を作っていただいて、観て考えて欲しい。そう思わせてくれる作品でした。