「なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?」by 高井尚之 〜 読み終わった瞬間にコメダへ行きたくなった一冊
こんにちは、じぇに〜(
neobjenny)です。コメダと言えば地元名古屋発祥のお店。ネットで偶然本のタイトルを見かけたので、Kindleで読んでみました。
いつも行列してるという印象はないけれど、確かに週末は混んでることが多いかも。
近くのコメダは朝7:00オープン。日曜の朝にモーニングを食べに行こうと思って7時前に行ったら、お店の前に並んでる人が多数。
オープンと同時に列の後ろからグイグイ押されて店内に入るやいなや、新聞や雑誌を手に、皆さん散り散りに自分の定位置に向けて走る走る。
しかもこちらからオーダーしなくても、皆さんコーヒーとモーニングのトースト類が運ばれてくる。これが常連か、というのを目撃したことがありました。
ご存じのとおり喫茶店の経営は厳しいもの。東京商工リサーチの記事によると、2019年1月〜8月の喫茶店倒産件数は42件と前年同期比35.4%増だそうです。
そんな中コメダはいつの間にか全国規模に展開。2016年には東証一部上場という快進撃。もちろん資本力というモノもあるだろうが、それだけでは無い「秘密」は何か?という本でした。
コメダは地元発祥のお店だから、書かれていることも多少は知ってました。
- どうして「コメダ」と名付けられたか?
- フードメニューに「ごはん系」が無い理由
- 名物シロノワールのネーミング由来
逆に知らなかった事柄も多く、
- シロノワールのデニッシュパンは64層
- 店舗設計は「駐車場」から始める。
- なぜ「喫茶店」ではなく「珈琲所」なのか?
などなど、大半の記事は興味深く読めました。へぇーへぇーって感じですね。
客がチェーン店に求めるのは、いつ、どこの店でも安心して同じ味が楽しめること。そのために店側が努力していることって、こっちが知らないだけで、結構苦労も努力もしているということがわかるのが暴露本(良い意味で)の面白いところ。
以前は、チェーン店の珈琲なんてねぇ…と思ってたけど、今では、店舗でその都度 一杯づつ淹れてるコーヒーも、カフェインレスコーヒーもあるし。
コメダの見方が変わって、チケット買って通おうかという気持ちになりました。(コメダの思うツボかも)
本の性質上、詳しく書くとネタバレになってしまうのでこれ以上は書けませんが、本が置かれている実店舗もあるそうなので、行かれたら探して読んでみてはいかがでしょう?
ってなことで。