43年ぶりの復活ライブでした。
こんにちは、じぇに〜(
neobjenny)です。一昨日の日曜日は、43年ぶり高校時代のバンドのライブでした。
卒業後はみんな散り散りになり、一部の仲間以外とは会うことも無かったのですが、還暦を迎える今年、復活ライブをやらないか?という話になったのが去年の年末。
さすがに音楽から離れてる仲間もいたので、事前にリハーサルも必要だろうということで、掛川のつま恋で合宿もしました。
今回は、前日に名古屋入りしたメンバーと合流して4時間ほどスタジオで確認リハ。
集客も、事前に同級生を中心に案内をかけたところ、参加表明だけで結構な人数になりそうなことが判明するという、ありがたい話で当日を迎えました。
音楽を始めたキッカケ
そもそも、どうして自分が楽器を手にするようになったのかを思い出してみました。
スタートは幼稚園のYAMAHAオルガン教室。自分でやりたいと言ったとは思えないので、情操教育の一環として親が入れたのに間違いないと思うのですが、卒園時に触らせてもらったエレクトーンに興味を持ったようで、小学校入学時に母が父を説得して買った、と後で聞かされました。
当時は男の子と言えば野球というのが普通の時代。父が「(男の子に)そんな楽器なんて、続かないから止めておけ」というのを、母が「この子は才能有りそうだから」と頼んで買ってもらったということで、母には生前「お前が楽器やれるのはアタシのおかげなんだよ」とよく言われたものでした。
中学入学時にギターを手に入れてから、岡林信康や吉田拓郎を経てビートルズにはまり、バンドを始めるようになりました。
高校へ入学して、ブラスバンド部へ入部。ギターを弾きたかったのですが、希望者が多く、ジャンケンで負けて(笑)ベースを弾くことに。というわけで、高校の3年間は実はベーシストだったのです。
そして、2年生の時に参加したのが、今回のライブで演奏したバンド。合唱部とブラスバンド部が合体して出来たバンドで、フロントは合唱部が弾いて歌い、リズムをブラスバンド部が支えるという明確な分業制でした。
時は1970年代後半。なので、今回のセットリストの半分は、風、かぐや姫、NSP、S&G、CSNYのナンバーからチョイス。残り半分は、当時メンバーが作ったオリジナルと今回のために新しく書き下ろしたオリジナル曲を合わせて全16曲。
実は当時、高校生作曲コンクールみたいなのがあって、メンバーが曲を書いて応募したら入選しちゃって、高校にステレオ一式(当時はシステムコンポって呼ばれてた)が贈られてきたこともあったのです。おかげで地元のラジオにも出させてもらいました。
そんなわけで、復活ライブ1曲目は、風の「ささやかなこの人生」でした。
一瞬で時間は巻き戻された
ステージから見る、43年ぶりの友の顔。今では誰もそう呼んでくれることのない、当時のニックネームで呼ばれる懐かしさ。
当時は一学年で450人ほど在籍していたし、口をきいたこともない同級生も当たり前にいたけれど、まるで昨日の友のように互いに笑顔で挨拶。
満員の客席を目の前にして、43年ぶりのライブがスタート…
始まった瞬間から、もう気持ちは17歳のあの頃(笑)
音楽の不思議な力で、当時の事があれこれと思い出されてくる。
楽しかった。こんなに自分自身が楽しんで弾けたライブは初めてかも知れません。
決して上手い演奏ができたわけではなかったし、破綻することは無かったけど危ないシーンがいくつかあったのも事実。
でも温かい客席の皆さんに助けられて、のべ1時間半以上 2ステージをこなすことができました。
夢のような一夜だった
あまりに楽しすぎて、日常が戻ってきても、今だ夢醒めやらずという状態(笑)
暑い中、日本中から足を運んでくれた同級生たち
思ってもいなかった熱い声援を送ってくれたメンバーの家族
快く対応してくれたお店のマスター、スタッフ
復活ライブやろうぜ!と声をかけてくれたメンバーたち
そして何よりも、音楽を続けさせてくれた両親
自分を取り巻くありとあらゆるモノに感謝したい気持ちで一杯です。
宗教とか信じないタイプだけど、この日、ここで、このメンバーでしか出せない音がきっとあって、何かに導かれてこの日に至ったという気すらしています。
自分の人生で忘れられない一夜になったのと同時に、まだまだカラダが動く限りは音楽続けていこうと強く思った次第です。
やっぱ ライブは止められないな(笑)