【TV】「パンとスープとネコ日和」〜 心にゆとりが生まれる素敵なドラマでした。
こんにちは、じぇに〜(, @neobjenny neobjenny)です。
諸々自粛やら中止やらで、引きこもりがちなこんなときは、前から観たかった映画を消化するのに最適。
ということで、Amazonプライムビデオで、群ようこさんの「パンとスープとネコ日和」全4話を一気に観ました。
群ようこさんといえば「かもめ食堂」。2006年の作品だからもう14年も経つんですね。
「パンとスープとネコ日和」は2013年の作品。当時WOWOWで4話放映されたモノです。
もちろんこのシリーズですから、キャストは小林聡美ともたいまさこのカップリング。
主人公のアキコ(小林聡美)は出版者に勤めるベテラン編集者。突然の母の死と、望まない人事異動が重なって母の食堂を継ぐことに。メニューは「パンとスープ」のみというシンプルなお店。これまた突然現れた野良猫のたろの面倒を見つつ、商店街のやさしい人々との交流をほのぼのと描いた映画でした。
人生って、思いも寄らなかった出来事をきっかけに、予想もしていなかった方向へ変わっていくことが誰にでも起こりうる、と思います。
そんな時も、腐ったり落ち込んだりするのでは無く、自分が今やれることを淡々とこなしていく。それが生きていくということ。
「かもめ食堂」の流れと同様に、何か明確なオチがあるわけでもなく、突然のどんでん返しがあるわけでもなく、ただただ、淡々と時が流れていく。でも、ちょっとした「忘れかけていた大切なこと」を思い出す映像や台詞がふとあらわれて「あぁ、そうだよねー」と思わされます。
思い切り笑いたいときとか、思い切り泣きたいときとか、感情表現したいときに見る映画ではありません。
休みの日の午後に、家族でお茶でも飲みながらほんわかと観るのにふさわしい映画だと思います。
是非、こんな時こそ、ゆるりとした物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?
書籍はシリーズで5作出版されてるようです。最新作はなんと1月に発刊されたばかり。
原作も読んでみたいし、「かもめ食堂」や「めがね」などの一連のシリーズももう一度観てみようかな。
しかし群さんってネコ好きなんですね〜