「仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットをさきにしなさい」 by 金川顕教 〜 悩んだらやる。
こんにちは、じぇに〜です。
「仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい」を読みましたので感想など書いてみます。
作者の金川さんは1986年生まれ。ということはまだ30歳を少し過ぎたあたりですね。大学在学中に公認会計士の資格を取得、書籍は20万部を超える売り上げという、作家であり事業家であり、経営コンサルタントでもあるというマルチなお方。本の題名に惹かれたので読んでみたのでした。
人生の9割はアウトプットで決まる
どんどん複雑になっていく世の中、この先を生き残れるのは、自らの知識や足でアウトプットできる人間だけ。ただここで大切なのはアウトプットの順番。
ほとんどの場合、アウトプットしようと思ったらまずはインプットから始めなきゃ、と思いますよね。インプット→ アウトプット という順番が定石だと思ってしまいます。
でも、インプットを十分にしてから…と考えると、勉強したり読書したり…という知識をため込むことばかり一所懸命に行う結果、アウトプット=行動を起こすまでに時間がかかってしまいがち。
著者は、最速の結果を出すために「アウトプットを先に行う」ことにしているそうです。思いついたらまず行動に移す。そして走りながら、足りない部分をインプットしていく。アウトプット → インプット の順番で物事を行っていくのだそうです。
事前に必要最小限のインプット=スモールインプットを実施する
そうは言っても、何も無いところからアウトプットはできないので、事前に必要最小限のインプトを実施することは必要。これをスモールインプット(i)と呼びます。
まずスモールインプットを行ったらすぐにアウトプットし、足りない部分があれば走りながらインプットをしつつ、最後に行動を見直して自分自身にフィードバックを行う。こうすることで成功までの時間が一気に短縮する、と書かれています。
過去、仕事で習ってきたのは、PDCAというサイクル。Plan → Do → Check → Action という、まず計画を立ててそれから実行、結果を評価して改善 というサイクルを回すことで目標を達成しましょう、というもの。
作者は「計画なんて時間のムダ」と言っています。とかく日本人は几帳面ゆえ、まず計画をちゃんと立ててからじゃないと…と言ってインプットは一所懸命に行うのだけど、結局計画だけで終わったり、計画そのものが遅れていつまでたっても結果が出なかったり…。思い当たる節はありませんか?
作者の提言するサイクルは、スモールインプット(i)→ アウトプット(O)→ インプット(I)→ フィードバック(F) という「iOIFサイクル」
自分も、計画を立てるのが好きなので、ついついキッチリした計画を作りがち。で、そこで満足して実行までに至らなかったり…よくある話です。考えてるヒマがあるなら、いいから動けよ!ってことですよね。
悩んだらやれ。
そうは言われても、誰しも心配はあるもの。考えれば考えるほどマイナス思考になりがち。特に今までやったことがないことに取り組むときは、腰が引けて当たり前。
自分も早期退職を決断するまでに数年かかりました。辞めて大丈夫だろうか、生きていけるだろうか、とひたすら怖かったですね。
「やろうかな、やめようかな」と思ったことは、やるべきです。なぜなら「悩む=やりたいこと」だからです。人間、やりたくないことは悩みません。「やってみたい」と少しでも思ったら、行動をするべきです。
おっしゃるとおりです。母もよくそう言ってました(笑)ちょっとでも「やりたいな」とか「会いたいな」と関心を持ったら、すぐ動くべき。そうすればその分早く成功を手に入れることができるから。
お金のアウトプット術
誰しも大切だと思っているお金。「お金も貯めてから使うのではなく、使うことからはじめる」と書かれています。ただ、闇雲に使うのでは無く「自己投資」に使うことが大切です。
自分に投資する、って意識して行っている人は少ないと思います。投資だから、すぐにリターンできるとは限らないけれど、しなければ絶対リターンも無い。「自分を喜ばせることを第一に」ってよく聞くフレーズですが、自分に投資して自分を喜ばせれば自分の能力も上がる。だからリターンが得られるわけです。
企業でも儲けようと思ったら、新商品開発に投資したり、製造設備に投資したりしますよね。先にお金を出しておいて、あとから儲けて回収する。個人でも同じ事。「やりたいな」と思ったら、金額を気にせずやってみること。投資なんだからリスクは付きもの。それを心配していては前に進めない。未来の自分を信じてお金を使うことが大切なんです。
自分の行動にどう繋げる?
自分の弱点を突かれました。実は行動するまでに時間がかかるタイプ。始めてしまえば流れていくのに、なかなか手を付けないんですよね。ついつい目の前にある簡単なことから始めてしまって、気づいたら一日終わってたなんてことも。
これも習慣にするために、まずは気軽に始められそうなことからiOIFサイクルで動かしてみることかな、と思います。あとは「完璧主義」を捨てて「適当主義」に意識的に切り替えていこうと思います。野球なら三割打てれば上出来なんだし、半分できたらOKぐらいの気持ちで取り組めば良いのかなと。
思い切って自己投資もしようと思います。怖いですけど、何事もやってみなければわからないのだし。
面白かったこと や 心に残ったところ
iOIFというサイクルは、なるほどと思いました。そういえば、コーチングを受けた時にコーチがそう言ってました。起業して成功する人はみんな、二割準備出来たらスタートしてるそうです。あとは走りながら考えるのだそうな。八割準備出来たら始めようと思ってたらいつまでも始められないって。
時々、読み返して自分の行動にハッパかけないと…と思いました。読書も読んだだけではゼロプット!インプットにすらならないそうで(笑)。気になったら、まずはとにかく行動ありきですね。うまく行かなかったら軌道修正すれば良いのですから。