【映画】「プーと大人になった僕」は大人のファンタジー。オススメです!
こんにちは、じぇに〜です。
映画「プーと大人になった僕」。ロードショー期間中に観たかったのですがタイミングが悪く観られなかったので配信を待っていたところ、iTunesで観られるようになったので早速家族で視聴。
正直、ディズニーの「くまのプーさん」もどんな話だったのか知らなかったのですが、予告編を観たときに「これ観たい!」って思った感性は正しかったです。オススメの映画です!(^_^)
あらすじ
大人になり家族を持ったクリストファーロビンは、生活のため、よりよい未来のためと自分に言い聞かせながら仕事漬けの毎日を送っているウチに、大切なはずの家族との繋がりを失っていく。そんなときプーと再会したクリストファーが、大人になるにつれて忘れていってしまったモノを取り返す…というようなお話ですが、とにかく所々に出てくるプーの言葉がもうそのまま人生の金言集という感じ。
必要ないけど、持ってると幸せなんだ
サラリーマン時代、頻繁に「生産性」という言葉を耳にしました。それって本当に必要なのか? 効果はあるのか?と良く上司に言われてましたね。生産性の低いことは悪だと。
映画の中でプーは風船を欲しがります。どうして風船が欲しいのか?「持ってると幸せだから。」それが理由。必要とか不必要とか関係ない、幸せかどうかが判断の基準ということです。そこにあるだけで、そこにいるだけで幸せだと感じられる感性を持ちたいと思いました。
おつむは小さいけど心は大きい
プーは子供のように屈託の無い行動を取るが故に色々と粗相するたびに、自分で「僕はおつむが小さいから」と悲しそうに言います。でもラストシーンでクリストファーが「プーはおつむは小さいけど心は大きいよ」と言うとプーがとても嬉しそうな顔をするのが印象的でした。
我々は「大きな頭と小さな心」になってませんか?(心では)本当はこうしたいんだけどそうすると人に笑われるんじゃないかと(頭で)思う。だから行動しない…ということはありませんか? 頭と心、本当に大事にすべきなのはどちらでしょうか?
必要なときに必要なモノは向こうからやってくる
プーたちが暮らす森への出入り口はいつもそこに有るわけではなく、必要なときにそこに現れます。こちらがいくらそうしたいと願っても、そのタイミングでなければそうはならない。逆に、本当に機が熟したときに物事は引き寄せられるように現れるのだ、という事。
コーチングツールのPoints of YouⓇでも、カードを裏向きにして無作為に選ぶワークでは「(あなたがカードを選んだのでは無く)カードがあなたを選んだのだ」と言われたことがありました。果報は寝て待て じゃないですが、焦らずにやるべき事をコツコツとしていればタイミングはやってくる、ということかなと。
何もしないことをする
これが一番哲学的だと思いました。プーは「僕は何もしないことをするよ」と何度も口にします。子供の頃、時間も気にせず、お金のことも気にせず、とにかく遊びたいだけ遊びましたよね。今思うと、ナゼあんな遊びが面白かったのだろう?と不思議に思うようなことに夢中になってたはず。でも、それが楽しくて幸せだったから。それだけでの理由ですよね。大人になってそういう時間を失ってませんか?という問いかけだと思いました。
流されるような日々の合間に「何もしないことをする」時間をちょっと取ってみるというのは、これもPoints of YouⓇのワークで出てくる「ポージング」の考え方に通じるものがあると思いました。
今日が一番好き
この言葉が一番心に残りました。今日という日は今日しかない。昨日、明日だと思っていた今日は「今日」でしかない。今日一日を精一杯楽しもうじゃ無いか、という言葉。過去も未来も自分の想像でしか無く、有るのは今だけという事ですね。その今を大切に生きなくてどうするの?という話です。
まとめ
まぁ現実にはそんなうまくいかないでしょ、と冷ややかに観るのは簡単ですが、そういうことは脇においておいて、大人の哲学ファンタジーという気持ちで観ていただければと思います。人は何のために生きるの?という問いへの一つの答えとして「幸せになるため」というのがあります。この映画はそれを思い出させてくれました。年末年始、家族が集まる時にこそ、皆で観ると楽しめると思いますので是非。
今 気がつきましたが、本作の原題は「Christopher Robin」なんですね。これも意味深そうだ…
Amazonプライムビデオでも視聴できます。